パリでルーヴル美術館に行くなら、最初に決めておきたいのは「何を見るか」よりも、チケットをどこで買うか、何時に入るかです。
ルーヴルは作品数も建物も桁違いに大きく、当日に行ってから考えると、それだけで時間を使ってしまいます。特に2026年は料金体系が変わり、日本から訪れる旅行者には32ユーロの非EEA料金が適用されています。2026年9月28日時点の為替では、日本円でおよそ5,700〜5,800円です(為替レートによって変動します)。
この記事では、ルーヴル美術館のチケット料金、予約方法、入口、所要時間、初めてなら何を見るべきかを、2026年9月時点の公式情報をもとに整理します。
※本記事はルーヴル美術館公式サイト、公式チケット情報などをもとに作成した実用ガイドです。筆者による現地訪問レビューではありません。料金・開館時間・展示室の開閉状況は変更される場合があるため、旅行前に必ず公式情報をご確認ください。
- 日本からの一般旅行者は、2026年1月14日以降32ユーロ
- 時間指定の事前予約がおすすめ。売り切れ枠もあります
- 火曜休館。水曜・金曜は21時まで、それ以外の開館日は18時まで
- 「完全な行列スキップ」をうたうチケットには注意。入館時の保安検査はあります
- 初回なら2〜3時間を目安に、見る作品を5〜8点ほど決めておくと回りやすい
2026年のルーヴル美術館チケット料金
2026年1月14日から、ルーヴル美術館は居住地・国籍によって一般料金が分かれています。日本から旅行で訪れる場合は、通常EEA(欧州経済領域)外の来館者料金32ユーロが適用されます。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| EEA域外の一般来館者 | 32ユーロ 約5,700〜5,800円(2026年9月28日時点の目安・為替で変動) |
| EEA域内の国民・居住者 | 22ユーロ |
| 18歳未満 | 無料 |
| EEAの18〜25歳の国民・居住者 | 無料 |
入館券には常設コレクションと一部の企画展が含まれます。また、条件を満たせば国立ウジェーヌ・ドラクロワ美術館にも同日または翌日に入場できます。
無料対象者でも、ルーヴルは時間指定枠の予約を推奨しています。パリ・ミュージアム・パスを持っている場合も、公式チケットサイトから無料の時間枠を予約できます。
最新料金はルーヴル美術館公式「Hours & admission」で確認できます。
チケットはどこで買う?公式と楽天トラベルを比較
日本から予約するなら、まず候補になるのはルーヴル公式サイトと、楽天トラベル 観光体験です。どちらが絶対に正解というより、何を優先するかで選び方が変わります。
| 予約先 | 向いている人 | ポイント |
|---|---|---|
| ルーヴル公式 | 公式サイトから直接予約したい | 公式料金を確認しながら購入できる。英語・フランス語中心 |
| 楽天トラベル 観光体験 | 日本語で内容を確認して予約したい | 日本語ページで予約でき、楽天ポイントが貯まる・使える |
| パリ・ミュージアム・パス | 複数の美術館・名所を回る | ルーヴルは対象。ただし時間枠の予約は別途必要 |
公式サイトで買う場合
公式チケットサイトでは、訪問日と時間を選び、来館者名を入力して購入します。チケットは記名式で、PDFをスマートフォンに保存して提示できます。
公式サイトから直接予約したい場合は、公式チケットサイトで料金と空き時間を確認できます。希望時間が埋まることもあるため、日程が決まったら早めに空きを見ておくと安心です。
楽天トラベル 観光体験でもルーヴルのチケットを予約できる
楽天トラベル 観光体験には、ルーヴル美術館のEチケットが掲載されています。日本語で内容を確認しながら予約できるうえ、楽天会員なら楽天ポイントが貯まり、予約時にポイントを使うこともできます。通常ポイントは1%が基本で、キャンペーン期間には還元率が上がることもあります。普段から楽天を使っている人にとっては、予約先を選ぶ理由のひとつになります。
ただし、公式サイトと販売価格や条件が同じとは限りません。予約時には公式料金との差、キャンセル条件、入場時間を確認してください。
また、「優先入場」と書かれていても、セキュリティチェックまで完全に飛ばせるわけではありません。ルーヴル公式も、いわゆる「queue jump」をうたう非公式チケットには注意するよう案内しています。
「行列を飛ばせるチケット」はある?
ルーヴルを初めて調べると、「優先入場」「ファストトラック」「行列をスキップ」といった表現をよく見かけます。
ここで注意したいのは、時間指定チケットを持っていても、入館時の保安検査は必要ということです。公式サイトも「行列を飛ばせる」と称するチケットに注意するよう呼びかけています。
事前予約のメリットは「何分も完全に待たない」ことではなく、入館時間を確保しておけることだと考えるとわかりやすいです。
開館時間|水曜・金曜は21時まで
| 曜日 | 開館時間 |
|---|---|
| 月・木・土・日 | 9:00〜18:00 |
| 水・金 | 9:00〜21:00 |
| 火 | 休館 |
最終入館は閉館の1時間前、展示室からの退出は閉館30分前です。1月1日、5月1日、12月25日も休館です。
水曜・金曜は夜まで開いているので、パリ滞在中の予定を組みやすくなります。昼間に別の場所を回り、夕方からルーヴルという組み方も可能です。
入口はピラミッドだけではない
ルーヴルには複数の入口があります。初めて行く場合は、まずガラスのピラミッドを目印にすると位置をつかみやすいです。
- ピラミッド入口:ナポレオン広場のガラスのピラミッド下にあるメイン入口。初めての人にもいちばん分かりやすい入口です。
- カルーゼル入口:リヴォリ通り側(99 rue de Rivoli)から地下へ入り、ショッピングエリア「カルーゼル・デュ・ルーヴル」を通って向かう入口です。
- ポルト・デ・リオン(Porte des Lions)入口:セーヌ川側のQuai François-Mitterrandにある、ドゥノン翼寄りの入口です。チケット所持者向けとして案内されています。
入口の開閉状況や利用条件は変わることがあるため、当日はルーヴル公式の入口案内で確認してください。

所要時間はどれくらい?初回は2〜3時間から
ルーヴルは、短時間でも見る作品を絞れば十分楽しめます。初めてなら2〜3時間で代表作を5〜8点ほど見るくらいを、ひとつの目安にすると回りやすいです。
一方で、コレクション全体を広く見るには半日〜1日でも足りません。半日取れるなら「代表作+イタリア絵画」「代表作+古代オリエント」のように、興味のある分野を1つ足す。1日取れる場合でも、全部を制覇しようとせず、見たい部門を2〜3つに絞るほうが現実的です。
| 滞在時間 | おすすめの見方 |
|---|---|
| 約2時間 | モナ・リザ、ニケ、ミロのヴィーナスなど代表作中心 |
| 約3〜4時間 | 代表作+イタリア絵画または古代美術 |
| 半日以上 | 興味のある部門を2〜3つ組み合わせる |
初めてなら、まず見たい8作品
初回なら、次の8点を軸にすると「ルーヴルに来た」という実感を得やすいと思います。絵画や彫刻だけでなく、古代オリエントを代表する《ハンムラビ法典碑》まで入れると、ルーヴルの幅広さがよく分かります。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》
- 《サモトラケのニケ》
- 《ミロのヴィーナス》
- 《ハンムラビ法典碑》――高さ2.25mの玄武岩の碑。紀元前18世紀のバビロニア王ハンムラビの法が楔形文字で刻まれています(リシュリュー翼0階・227室)
- ドラクロワ《民衆を導く自由の女神》
- ジェリコー《メデューズ号の筏》
- ヴェロネーゼ《カナの婚礼》
- ダヴィッド《ナポレオン一世の戴冠式》
作品の意味や背景まで知ってから行きたい方は、ARTZUKANの「ルーヴル美術館とは?有名作品・見どころ完全ガイド」で代表作15点を詳しく紹介しています。
《モナ・リザ》だけ詳しく予習したい方は、《モナ・リザ》徹底解説もあわせてどうぞ。
ルーヴルとオルセーを同じ日に回れる?
地図上では近く、ルーヴルからオルセー美術館までは徒歩でも移動できます。ただし、どちらも作品量が多いので、初めてなら無理に同日に詰め込まないほうが落ち着いて鑑賞できます。
同日に回るなら、ルーヴルを2〜3時間程度に絞り、もう一方を午後または夕方にするくらいが現実的です。オルセーの代表作については、オルセー美術館の見どころガイドで紹介しています。
パリ・ミュージアム・パスは使える?
使えます。ルーヴルの2026年料金表では、Paris Museum Pass(2日・4日・6日券)の所持者は入館対象になっています。
ただし、パスを持っているだけで好きな時間に入れるわけではありません。ルーヴル公式チケットサイトでParis Museum Pass用の時間枠を無料予約する必要があります。
ルーヴル以外にもオルセー、オランジュリー、凱旋門などを複数回る予定なら、個別購入との合計金額を比べる価値があります。
ルーヴル観光に便利なホテルエリアは?
ルーヴルを旅程の中心にするなら、宿泊エリアも早めに決めておくと動きやすくなります。
徒歩でルーヴルへ行きたいなら1区のルーヴル周辺、美術館だけでなく買い物やレストラン、ほかの観光地への移動も考えるならオペラ地区も便利です。ホテル代は時期によって大きく変わるので、立地と予算を見比べて選ぶのがよいでしょう。
楽天トラベルでは、パリの海外ホテルも日本語で検索・予約できます。ルーヴル周辺やオペラ地区など、エリアを見比べながら探せます。
よくある質問
当日券でも入れますか?
混雑状況によっては現地購入できる場合がありますが、公式は時間指定の事前予約を推奨しています。旅行日程が決まっているなら、事前予約のほうが安心です。
日本人の料金はいくらですか?
2026年1月14日以降、日本からの一般旅行者には原則としてEEA域外料金の32ユーロが適用されます。2026年9月28日時点では日本円で約5,700〜5,800円ですが、為替によって変動します。無料対象条件に該当する場合は別です。
火曜日は開いていますか?
火曜日は休館です。月・木・土・日は18時まで、水・金は21時まで開館しています。
何時間あれば楽しめますか?
初めてなら2〜3時間でも代表作を中心に楽しめます。じっくり見るなら半日以上を確保してください。
楽天トラベルで予約しても大丈夫ですか?
楽天トラベル 観光体験にはルーヴル美術館のEチケット商品があります。日本語で確認しやすい一方、公式サイトとは価格や条件が異なる場合があるため、購入前に比較してください。
まとめ|チケットを押さえて、見る作品を決めてから行く
ルーヴル美術館は、行ってから考えるよりも、チケットと見る作品を先に決めたほうが圧倒的に動きやすい美術館です。
- 日本からの一般旅行者は2026年現在32ユーロ
- 時間指定予約がおすすめ
- 公式サイトから直接予約する方法と、日本語で予約できる楽天トラベル観光体験の両方を比較して選べる
- 初回は2〜3時間、代表作5〜8点程度に絞る
- パリ滞在のホテルも、ルーヴルへのアクセスと予算を見ながら一緒に決めておくと旅程を組みやすい
作品そのものをもっと詳しく知りたい方は、ルーヴル美術館の代表作15選と歴史へ。旅行前の「予習」として読むと、現地で作品を見つけたときの面白さが変わります。
情報確認:2026年9月28日。参照:ルーヴル美術館公式サイト・公式チケット案内・2026年料金表。
